からだのこと
2021.12.28

冷えの対策に「足指グーチョキパー」ストレッチ

足指・冷え性・ストレッチ

ホリスティック・ウェルネス・アドバイザー、星宏美さんのコラムです。冬に気になるからだの「冷え」について、以前、中医学の「血虚(けっきょ)」と「水滞(すいたい)」について解説してもらいました。今回は少し視点を変えて、手軽にできる足指ストレッチをご紹介します。 

 

足指から血のめぐりを整える 

以前のコラムでからだの「冷え」につながる原因として、中医学の「血虚(けっきょ)」と「水滞(すいたい)」についてお話ししました。その予防には食べものに気を配ることが大切ですが、今回は手軽に行うことができる、足指ストレッチをご紹介したいと思います。 

足先や手先の冷えには、その部分を頻繁に動かしてあげることがポイントになります。 

特に足先は、心臓から遠いということもあり、冷えを感じる方も多いのではないでしょうか。けれども、足指は手のように一つひとつ動かす機会はあまりありません。 

そこでおすすめなのが、足指で「グーチョキパー」をするストレッチです。

 

足指で「グーチョキパー」をするストレッチ

 【グー】 足の指をグッとにぎ 

 チョキ 】 親指を下に向ける 

 【チョキ 】 親指を上に向ける

 パー】 足の指と指を大きく広げる

グーチョキパー・足指・ストレッチ

 

足指グーチョキパー の効果

足指を動かすことで、指自体の筋肉が働いて血流がよくなります。 

また、足指と一緒に足まわりの筋肉も連動して動きます。特に、ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれます。この部分を動かすことで、血の流れを心臓に戻すことができるのです。 

「血虚」の人は血の流れをしっかりつくれますし、「水滞」の人も足先にたまった水を温めて動かしてくれるきっかけになります。 

このストレッチは、やってみると意外にむずかしく、慣れないと指がつってしまうこともあります。私も最初の頃はまったく指が動かず、よく足がつっていました。毎日意識して続けていくことで、足指の動きも大きくなり、冷えからの回復も早くなったように感じます。足がつるときは、からだが冷えて血や水の巡りが滞っているのだなと、自分のからだとの対話にもなりました。 

 

からだの血や水の流れを意識して健やかな冬を過ごすためにも、ちょっとした時間に「足指グーチョキパー」を取り入れてみてくださいね。 

冷え性・ふくらはぎ・第二の心臓

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星 宏美

星 宏美

2児の母。子供が生まれてから中医学や薬膳の魅力にひかれ、薬膳を学びはじめる。ほぼ同時期に食べ物だけでなく、ココロとカラダ全体の大切さに気づき、ヨガを日常に取りいれるようになる。現在はヨガ・インストラクターとして、スポーツクラブ、ヨガスタジオ、オンラインでレッスンを行うほか、薬膳インストラクターとして、渋谷RESMSTANDのメニュー監修、薬膳講座をてがけている。 -------- Q. ウェルネスのために心がけていることは?  → A. 自分にとって無理ない生活をすること。無理して、不調が起こったとしても、それも自分だから受け入れる。むしろそういうときの自分ほど褒めてあげる様に。不調が起こるのは、自分がすごい頑張ってるんだな!と思うので。 ------- 🦠 星宏美の記事一覧 ------- 🦠 星宏美のウェブサイト

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